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女性としての、憧れ?

女性としての、憧れ?

美容関係とか、そういうものを見ていたりアンケートを受けたりすると、
必ずと言っていいほどある項目。

「あなたのお手本とする芸能人は誰ですか」
「あなたの理想の女性は誰ですか」

というような内容。

…これ、なんでなんでしょう?

アンケートなんかで「いません」と応えると、凄く意外がられたり、
不思議がられたり。驚かれたりする。

美容やファッションに興味のある女性は、必ず誰かを目標にして、誰かに
憧れなきゃいけないとでもいうのだろうか。

私はそういうのは、ごめんです。

自分は自分でしかないし、どんなに憧れたって自分自身にしかなれないのに
誰かを理想としたり、手本にしても仕方ないと思うのです。

ファッションリーダーというのも、苦手。

自分と同じ外見で、同じ趣味を持っている人ならいざ知らず。
そんな人はいるわけもない。

どんなにその人が素敵であっても、それは外見や性格や、立場に全て
ふさわしいから似合っていて素敵なのであって、それを自分に当てはめた
ところで、決して素敵ではないと思うのです。

模倣は模倣。オリジナルに敵うわけもない。
デザインという面において考えてみても、実際に一番大切なのは
見てくれではなくて、コンセプトワークであることは多い。

何故、そのデザインなのか?
何故、そのデザインが必要なのか?
何故、そのデザインがそのターゲットに訴えかける力があるのか?

そこが一番大切。
そのコンセプトが導き出したデザインだから、魅力もあって、価値もある。

その『コンセプト』や『プランニング』ができなければ、どんな見てくれで
あっても価値はないし、そんな人には魅力はない。

デザイナーという職業でなくても、服装やメイクひとつをとっても、
自分自身をデザインするのは、ひとりひとり。
デザインっていうのは意匠であって、設計でもある。
自分の人生を設計するのは自分であるように、自分の外見や自分自身を
どうみせていくか、それは自分をプランニングして、ディレクションして
いくことに他ならない。

『自分が自分であること』に誇りを持っていないと、どんなに着飾って、
どんなにメイクやコーディネートのテクニックを磨いたところで、本当の
人間としての輝きの部分で劣ってしまうと思う。

私は、自分が自分であることを誇りに思っている。
欠点もたくさんある。決して美人というわけでもない。

でもそれを全て含めても、自分という人間はひとりしかいないから。


だから、理想の女性をあげるとすれば、

「こうありたいと願う、理想の自分自身」の姿。

年齢を重ねても、そう思っていたい。
そう考えたら、たくさん磨くべきことはあって、理想は高い。
満足するヒマなんかないものね。



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